2007年10月21日日曜日

「ドイツの大学、だだ?」

この間、車の中でドイツに留学していた人が話していたのを聞いて驚いた。
何と、ドイツの大学は、ドイツ国民でも、留学生でも、学費は、ただだと言う。
ほんとかよ?
日本では、国立大学まで、法人化して、独立採算でやっていかなければならないことになっているのに。
日本の国が学校費用に、いくらかけているのか知らないが、考えてみれば、今、格差社会といわれ、東大の学生の親の年収が、一番高いといわれるなか、子供の教育の平等という観点から言えば、子供にとって、親の所得に関係なく、本人の望む教育が受けられなければ、初めから不平等でスタートするのは、本人にとって、はなはだ面白くない事だと思う。
義務教育は、ただだ(結構、親の負担が、実はある)と言うが、今の時代、中学校まで十分だと思う人は、いないだろう。
日本は、江戸時代から、識字率が、世界的に高く、それ故に、明治維新をとうして、文明開化の道を進めたのではないか?
ましては、資源に乏しく、人の力で国を支えるこの国で、将来の国を支える人を育てる教育に、お金がかかりすぎると言うのは、どんなもんだろうか?
ドイツという国は、すごいと思う。
ドイツを初め、ヨーロッパの国の情報は、あまり報道されないが、確か、ドイツでは、13・4歳で、専門職過程と高等教育過程に分かれるのではないかと思うが、あの国は、マイスターという称号があり、専門技能を持つ職人さんが、尊敬される国です。
13.4歳で、将来を決めるというのは、ちょっと早いかなとおもうが、大学も「ただ」のわけは、日本みたいに、「何が何でも、大学へ」という、学歴志向が、ないので、大学を目指す子供の数が少ないからかもしれません。
日本も、これからも産業立国を進んでいかなければならないであろうが、学費の為に、大学進学をあきらめる子供がいては、日本の将来は、なくなります。
兎に角、日本は、教育費が高すぎる。
少子化対策をどうのこうのと政府がいろいろ言うが、女性の労働時間を減らすのだとか、育児休暇を増やすだとか、いってるが、見当違いなのではないか?
子供を育てる費用(特に教育費)を、どう念出するか、誰が負担するかが重要な問題だと思うが・・。

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