2007年11月11日日曜日

「インチキ」

最近、食品から始まり、中国品の人気がなくなってきました。
只、困ったことに、我々の扱う家具でも、商品によっては、もはや、中国無しには、展示すら出来なくなっている物もあります。
子供の学習机・二段ベッドの類は、価格の関係で、ほとんど中国製。
学習机は、まだ、国産品もあるにはあるが、価格が2倍から3倍の値段。
人件費が、安いことでの海外品。
全部が、悪いわけではないが、価格を追求すれば、有害物質を含め材質が悪くなるのは、当然です。
中国製品でも、我々の業界でも、F☆☆☆を表示して、品質を保証している物もありますが、さて、本当のところは・・・。
でも、中国ばかり責められないですよね、日本の業者でも、「インチキ」しているんだから。
当社は、創業160年になりますが、「代々、堅く商いする」ということだけで生きながらえてきました。
一言でいえば、商売あh、「インチキしたほうが儲かる」に尽きます。
この誘惑に負けないで商売するのは、大変なことです。
物の値段とは、同一品質のものを作れば、よほどの生産技術の進歩か、労働力の安さが伴わなければ、そうかわるものではありません。
そこのところを、消費者が理解しないと、ただ「安いだけ」のものをつかんでしまう事になります。
安く買ったのではなく、安いものを買ったのです。
昔の人は、よく解っています、「安物買いの銭失い」、まさに、そのとうりです。
話はそれますが、こんなことがTVで放送されました。
ご当地グルメの番組ですが、福岡で回転寿司のお店を紹介していまして、この店、私、仕事で九州に行くと、よく立ち寄る、美味い寿司屋ですが、番組の中で、「関さばの寿司」の紹介がありました。
何年も通っていますが。関さばは、メニューであったのは、たったの1回だけ、
確かに美味しい、なるほど関さば。
この番組で解せないのは、このすし屋で「生きた関さば」がでてきたことです。
「え?」
確か、関さばとは、「1本ずりで釣って、その場で血抜きをして出荷する」ことで、鯖の臭みが無いコリコリした美味しさがあるはずで、生きているわけが無いのです。
何でも、生きたものを、その場で調理すれば、新鮮で美味い訳ではありません。
テレビというのも、ひどいことをするものです。
1月には、また、仕事で九州にいきます。
この寿司屋の店長に、この番組のこと、関さばのことを聴いてきたいと思います。
テレビも、所詮お金、全ての番組がそうだとはいいませんが、色眼鏡で見ないと、結構、「インチキ」がありますよ。
NHKにしたって、所詮、スポンサーには逆らえないでしょう。
お金をもらっているのだから・・・自分の見る目を鍛えてください。

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