2008年4月23日水曜日

「東京国立博物館で感じたもの」

最近、年のせいか、昔、好きだった絵を見に行く機会が、増えてきました。
昨年、ほんとに久しぶりに、東京国立博物館に行ってきました。
新しくできた(新しいわけでなく、自分が行かなかっただけ)「平成館」も覗いてきました。
誰だか忘れましたが、名のある設計者の作品だったと思います。
商売柄、ロビーの椅子に目がいき、何とも情けないソファを見てあきれてしまいました。
日本のとあるメーカー(たいした商品ではない)の椅子が、並んでいました。
先日、どこかのTVで、「国連のロビー外交・・・」という番組をやっていまして、やはり、商売柄、国連のロビーの椅子にめがいきました。
国連本部の設計は、確か、オスカー。ニュマイヤー・・・だと思いましたが、ロビーには、何と「バルセロナチェア」が、並んでいました。
この時、平成館のロビーを思い出しました。
経済大国日本の何とお寒いことよ。
この建物にいくら資金をかけたのか知りませんが、メインロビーの椅子があれでは・・・・。
この建物は、日本を代表する博物館ですよ。
設計者の指示とは思えませんが、工事を発注した役人の感性の悪さか・・・。
家具というものの価値。重要性がわかっていないのでは・・・。
昔から、有名な建築設計者は、家具デザインを残しています。
彼らは、家具の重要性を理解し、自らの作品である建物に、既成にあきたらず、家具をデザインしました。
日本の家具の現状は、こんのところにも現れます。

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